実習指導ナースY.Mさんに、看護学生への㊙︎アドバイスを聞きました。ぜひ実践してみてください!

評価UPポイント1 指導ナースに話しかけるタイミング

学生さんから、「いつも忙しそうで、実習指導ナースに話しかけるタイミングがわからない」という悩みをよく聞きます。基本的に常に忙しいので、いつ声をかけられても同じかもしれません(笑)。
 
話しかけるときのポイントは、「××さん、○○について報告したいので、少々お時間いただいてもよろしいですか?」と具体的な内容を伝えること。本当に忙しいときは「あと5分待って!」と答えられますし、こちらも「話を聞こう」と、気持ちを切り替えることができますね。

評価upポイント2 「○○をやりたいです」だけでは困ります!

学生さんはよく、「陰部洗浄をやりたいです!」などと、朝の目標発表時に伝えてくれます。でも、それだけでは正直、指導者側は困ってしまいます。
 
その学生さんが、今まで何を経験していて、何ができるのかわからないからです。目標を伝えるときは、以下のような順番で伝えましょう。

  1. 自分が見学したこと・経験したこと
  2. そのうえで自分ができること
  3. やりたいケアは何か(観察? 見学? 実施?)

 
また、たった一つのケアでも、患者さんのご都合や職員側で時間を調整しなければならないこともあります。教員ではなく、患者さんをよく知る病棟の看護師が付き添ったほうがよいこともあります。いろいろと調整する必要があるので、前もって計画しているケア内容は、朝のうちに伝えてください!

評価upポイント3 積極的に患者さんにかかわりましょう

「ずっと病室にいると、患者さんに迷惑かも」と心配する看護学生さんは多いのでは? でも、せっかくの機会なので、積極的に患者さんにかかわり、患者さんから学ぶ姿勢をもちましょう。
 
看護師になると、学生時代のように時間をかけて1人の患者さんにかかわることが難しくなります。もちろん事例検討で1人の患者さんについて深く学ぶこともありますが、ほかの業務もたくさんありますし、多くの患者さんを同時に受け持つので、患者さんとお話できるのは、バイタルサイン測定の時間だけになってしまうことも…。学生時代の実習という貴重な機会に、患者さんときちんと向き合っておきましょうね!