A.臨床推論は思考の過程、臨床判断は思考の結果です。
臨床推論とは、臨床現場で遭遇する様々な事柄について、様々な知識や経験に基づいて解釈や分析を行い、理解しようとする思考の過程をいいます。一方、臨床判断とは、臨床推論の結果として下した判断のことをいいます。
このような思考の能力は、看護の知識と経験によって左右されるため、能力向上のための訓練が必要とされています。『看護がみえるvol.4 看護過程の展開』では、能力向上のための教育の必要性を訴えた看護学者タナーのモデルをもとに、臨床推論と臨床判断の思考過程を示した臨床判断モデルを紹介しています。
『看護がみえるvol.4』参照ページ
●臨床推論と臨床判断の例を見たい→p.23
●タナーの臨床判断モデルについて詳しく知りたい→p.24
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