看護学生のみなさんこんにちは!
QB必修担当、元看護学生のTです。
みなさん、夏休みはどんな風に過ごす予定ですか?
新型コロナウィルスの影響で、夏休みが短くなったりはしていませんでしょうか。
また、短くなったことで今後の国試対策が十分にできるか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなみなさんに、メディックメディアからひとつお伝えしたいことがあります。
まだ国試対策を始めていない人にとっては、実は夏休みって国試対策を始めるベストシーズンなんです。
メディックメディアでは毎年国試後に「ネコナースの合格予報」という採点サービスを実施しており、国試を実際に受験した学生にアンケートをお願いしております。
そのアンケートでは,なんと約8割の学生が最終学年の夏休みが明けるまでに国試対策をスタートすべきだったと回答していました。
そのため、この夏休みを利用して少しでも国試対策を進めておくと、その後も不安なくスムーズに進めることができると考えられます。
今回は、「夏から始める国試対策」第一弾として、一刻も早く取り組んでほしい必修対策をお送りします!
さて、どうして国試対策は必修から始めるのがおすすめなのでしょうか?
その理由は3つあります!
②必修は基礎的な内容で解きやすい
③実は暗記問題がめちゃくちゃ多い
理由①必修は 8割を取らないと落ちる厳しい科目
必修分野にはとても厳しい合格基準があります。この基準は、一般・状況設定問題が満点でも、必修分野の問題(50問)が8割取れないと不合格!という厳しいものです。(※一般・状況設定問題の合格基準はどれくらいだっけ?という方はコチラ)
秋冬になってから初めて必修問題に取り組む…ということになると、猛烈に焦ります!
そうならないためにも、夏休み中に、必修問題集を一周して自分の苦手分野や必修の問題に慣れておくことがおすすめです。
理由②必修は基礎的な内容で解きやすい
必修問題は基礎的な内容が出題されるため、国試対策はこれから、という人でもこれまで受けてきた授業や実習の知識で解くことができます。
また、必修で基礎固めをすることで一般・状況設定問題を解くための知識が身につくというメリットがあるんです。
ちょっと例を見てみましょう。まずは、必修問題です。
分娩第2期はどれか.
1.陣痛開始から子宮口全開大まで
2.排臨から発露まで
3.子宮口全開大から胎児娩出まで
4.胎児娩出から胎盤娩出まで
正解:3番
続いて、一般問題です。
正常の分娩経過で正しいのはどれか.
1.第1頭位では右臍棘線上で胎児心音を聴取する.
2.陣痛周期が10分以内になった時点を分娩開始にする.
3.排臨は胎児先進部が陰裂間に常に見えている状態である.
4.分娩第2期は子宮口全開大から胎盤が娩出するまでである.
正解:2番
一般問題では「分娩第2期」を含む「正常の分娩経過」全体が問われているのに対し、
必修問題では「分娩第2期」にテーマがしぼられ問われているのがわかりますね。
このように、必修問題を解いて基礎的な知識を身に着けてからだと、
より多くの知識が問われたりアセスメントを必要とする一般・状況設定問題を解きやすくなるんですよ!
理由③実は必修問題はめちゃくちゃ暗記科目
まずは、これを見てみてください。なんだかわかりますか?
実はこれ、過去10回の必修問題がどの分野から出題されているかを示したものなんです。
これを見ると、必修対策で絶対におろそかにしてはいけない分野がわかりますね。
・・・そう、基礎看護学と社会保障分野です!
実は毎年、必修問題の半分に当たるおおよそ25点分が,基礎看護学と社会保障分野から出題されているんです。
つまり、基礎看護学と社会保障分野を勉強しないと、その時点で必修突破が難しいということ・・・。
(理由①で説明したように、必修問題では50点中40点以上を取らないと不合格となってしまいます)
基礎看護学なら、みなさんある程度、実習前の実技試験や実習で習得した知識がありますよね。
でも社会保障分野の法律・統計は、覚えていないと解けない、暗記科目なんです。
最新国試の必修問題をちょっと見てみましょう。
平成30年(2018年)の人口動態統計における主要死因別の死亡率で心疾患の順位はどれか.
※第109回看護師国家試験では,平成29年の動向が問われましたが,本設問では情報を平成30年のものに更新して掲載しています.
1.1位
2.2位
3.3位
4.4位
正解:2番
健康保険法による療養の給付の対象はどれか.
1.手術
2.健康診査
3.予防接種
4.人間ドック
正解:1番
・・・どうでしょうか?
このように、法律・統計は暗記していれば解ける、していなければ解けないという分野。
つまり、どれだけ時間をかけて覚えられたかどうかが、得点に大きく影響するんです。
法律・統計のような暗記科目は最後につめこみ学習するという先輩たちもたくさんいます。
しかし、必修で毎年たくさん出題される&覚えていなければ解くことができないということを考えると、法律・統計対策を後回しにするのはオススメできません。
時間がある夏休みだからこそコツコツ取り組んで、心の余裕を手に入れましょう!
夏休みに必修対策を始めよう!
ここまで、国試対策は必修対策から始めたほうがいい理由を説明してきました。
私自身、国試直前期には、なかなか上がらない必修の点数に焦り、何度も
「もっと早く必修に取り組んでいれば・・・!」と思ったものです。
夏休みに必修に取り組むことができれば、秋冬の心の余裕が全く違いますよ!
②必修問題を解くことで基礎固めにつなげよう。
③暗記科目だからこそ早めに取り組もう。
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