コンセプト
国試と同じ難易度・出題構成で、合格までの距離がわかる。

コンセプトにたどりついた「3つのワケ」
【1】 「国試の全容」と「合格までの距離」を早く知ってほしい
国試合格に必要なのは、教科書を隅から隅まで勉強することではなく、国試で出題される問題に正答できる能力です。つまり、国試対策とは「国試の出題内容や問われ方を知り、そのうえで自分の実力との差分を埋める作業」と換言できます。ですから、少しでも早い時期に「国試と同じ模試」を受験して、合格までの距離を把握していただきたいのです。
【2】 出題されやすい内容から効率よく勉強してほしい
ワケ1に関連しますが、国試の出題内容や問われ方がわかっていないと、どこから勉強すればいいのか検討がつかず、結果的に時間を浪費してしまいます。そうならないためにも、まず「国試と同じ模試」を受験し、WEB復習教材を使ってみてください。出題されやすい内容から効率よく勉強できるので、合格の可能性がぐっと高まります。
【3】 絶対評価をベースに勉強を進めてほしい
国試と異なる難易度・出題構成の模試では、順位(=相対評価)があまり参考にはなりません(コラム参照)。また、各回の「1点の意味合い」が異なるため、過去の成績と単純に比較することもできません。
そこで、メディックメディア模試は、どの回も「国試と同じ難易度・出題構成」に揃えて、得点(=絶対評価)で実力を確認したり、過去の得点と比較できるようにしています。

「問題の難易度」でモチベーションを操作できる?
「春から夏は易しめの問題でやる気を引き出す、夏から秋は難しめの問題で危機感を煽る、秋から国試直前は国試と同じレベルの問題で慣れさせる」など、実施時期によって模試の活用方法を変えることについて考察します。
「易しめの問題で基礎学力をチェックする」のは正しい選択だと感じますが、難しい問題やひねった問題など、国試で出題される可能性が低い問題を解かせて、いたずらに不安を煽ることについてはどうでしょうか。合格できる学力のある学生を萎縮させてしまったり、高いハードルだと感じて学習を諦めてしまったり、見当違いの方向に勉強してしまうリスクがあります。
一方で、国試と同じ難易度の模試であれば、「これが国試なのだから、この問題をクリアしないと看護師になれない」と、受験の意図を説明できますし、学生にとっても「ここまで頑張れば合格できる」というモチベーションにつながるのではないでしょうか。
以上から、学生のモチベーションを高めるには、「問題の難易度の調整」ではなく「国試合格のために必要な学力を正しく認識させること」が必要だと弊社では考えています。
「上位90%に入っていれば合格」は危険
「他校の学生と比較したいから、できるだけ受験者数が多い模試を受験する」「上位90%に入れば大丈夫」ー。
ごく自然な発想ですが、この考え方には少し注意が必要です。それは「国試と同じ難易度・出題傾向の試験」が前提で初めて成り立つ考え方だからです。つまり、基礎的な問題や国試よりも難しい問題が多い模試では、合格の可能性を正確に測ることはできない、と換言できます。
このような背景から、弊社の模試は「国試と同じ難易度・出題傾向」にこだわって作問しています。また、絶対基準で評価できる模試なので、受験人数や受験時期に左右されずにご活用いただけることも特長です。